旭川市
「北海道は私の文学の根っこ」と語り、35年にわたって書き続けてきた作家・三浦綾子の“聖地”と言えるのが外国樹種見本林。代表作・デビュー作『氷点』の舞台である。ここに建つ三浦綾子記念文学館は市民運動で生まれ、歩みを続けてきた。2018年9月には、「口述筆記の書斎」を擁する分館も建ち、旭川駅から「氷点通」「氷点橋」「三浦綾子文学の道」を経て見本林へと続く道は、“三浦文学ワールド”と呼ぶにふさわしい。市民が守り育てる文学と森は、氷点のまち・旭川を象徴する癒しと憩いのスポットである。
1998年6月にオープンした三浦綾子記念文学館は、外国樹種見本林の中に建っており、静かな時間が流れています。館内では展示や視聴覚ブース、図書室などで、三浦綾子の生涯と作品を知り、生きる力が湧いてくる数々の言葉に触れることができます。外国樹種見本林は、三浦綾子のデビュー作であり代表作である『氷点』の舞台。物語の世界を実地で追体験できる貴重なスポットです。約15ヘクタールの広さがあり、野鳥やエゾリスなどを身近に観察できる環境でもあります。30分ほどあれば森林浴を楽しむことができ、手軽な憩いの場としてご活用になれます。
TEL 0166-69-2626(三浦綾子記念文学館)
TEL 0166-61-0206(上川中部森林管理署)