新米の炊き立てご飯から立ち上る湯気、田んぼには、黄金色に広がる稲穂と生産者の汗と笑顔。まさにそれは「食絶景」。北海道米は、長年にわたる研究と農家の皆さんの丁寧な米づくりへの努力によって、味も、そのブランド力もぐんぐん上がっています。
コメどころ空知を支えているもう一つの「絶景」は、赤平市から南幌町までの7市町をまたぐ全長80キロ、農業用では日本一の「北海幹線用水路」。空知川から引き込まれた豊富な水が5月から8月末まで約120日間、各地を巡ります。コメづくりに重要なのは、田植え時期から稲刈りまでの水管理。明治時代から計画され戦争や関東大震災などに阻まれながらも完成したこの大事業のおかげで、空知のコメ農家の皆さんは、安心して美味しいお米づくりに励むことができるのです。
地域の方々にとっては幼い頃から当たり前にある「かんがいこう」。アジサイを植えたり、ウォーキングイベントを開催したり、学習会をしたり・・感謝を忘れずにそれぞれのマチで愛されています。まさに縁の下の力持ち。大切な宝物です。