各地の北海道遺産

屯田兵村と兵屋


北海道各地

明治期、警備と開拓にあたった
農民兵士の里

屯田兵は1875(明治8)年の札幌郡琴似村に始まり、開拓と軍備のため、1899(明治32)年の士別、剣淵まで道内各地に37の兵村が置かれた。上湧別町には当時の区画の北兵村地区と南兵村地区が残る。札幌市琴似、士別市、厚岸町太田、根室市和田などに兵屋、札幌市新琴似、江別市野幌に中隊本部の建物が保存され、北見市の信善光寺には屯田兵人形75体が奉られている。

見学スポット

  • 屯田歴史館(湧別町ふるさと館JRY)

    屯田兵の博物館としては国内最大で、湧別屯田に関する豊富な実物資料を展示、広大な館内には開拓当時の屯田兵屋が移築されており当時の情景と共に再現されています。学芸員が常駐し、屯田食の試食をはじめ様々な体験学習を提供し、当時の生活を体感できます。

    所在地
    湧別町字北兵村一区588
    ガイド
    あり(要予約)
    体験
    屯田生活体験館にて宿泊、炊事体験学習可(要予約)
    お問合せ
    TEL 01586-2-3000
    ホームページ
    http://www.kamiyu.org/up/org/jry/
  • かみゆうべつチューリップ公園

    兵村の中心であった学校跡は、今では5月に120万本の花が咲くチューリップ公園となり町のシンボルとして生まれ変わっています。上湧別町では幾度となく高収益の作物が思考され、チューリップの球根の生産も盛んでした。屯田兵が支給された比較的狭い農地で農業を営むための工夫でした。

    所在地
    湧別町上湧別屯田市街地
    お問合せ
    TEL 01586-2-5866
    ホームページ
    http://www.town.yubetsu.lg.jp/tulippark/index.htm

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