各地の北海道遺産

内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群


函館市、伊達市など

縄文文化の息吹を感じる
遺跡ロマン

内浦湾沿岸は北海道と本州を結ぶ縄文文化の交易路で、函館市の南茅部地域には現在91ヵ所の遺跡が確認されている。また、大船遺跡や垣ノ島遺跡をはじめ、著保内野遺跡で発掘された「中空土偶」は北海道初の国宝に指定されている。伊達市の北黄金貝塚は、縄文早期(7000年前)~中期(6000~4000年前)の遺跡で、住居や全国的にほとんど例のない「水場の祭祀場」が発見されている。

見学スポット

担い手からの地域情報や
おすすめポイント!

◆函館市縄文文化交流センター
太平洋に面した函館市南茅部地域は、現在95か所の遺跡が登録されており、その大半が縄文時代の遺跡です。 水産資源の豊富な海と緑豊かな山々など多様な自然環境に恵まれていることから縄文文化が栄え、これまで数多くの貴重な発見がありました。 2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録され、その構成資産である史跡大船遺跡と史跡垣ノ島遺跡の注目度は特に高まっています。 また函館市縄文文化交流センターは、北海道唯一の国宝「土偶」(中空土偶)を常設展示する縄文に特化した登録博物館であり、さらには道の駅を併設したユニークな施設となっております。 豊かな自然の中で育まれた“縄文”を、ぜひ函館市の縄文遺跡で体感してください。 活動やイベントとして、縄文遺跡群関連企画展(市内の社会教育施設や商業施設などで「北海道・北東北の縄文遺跡群」をテーマにした企画展やパネル展を開催)、 郷土学習推進事業「縄文に触れる学習」(市内の全小学3年生が、函館市縄文文化交流センターおよび史跡大船遺跡をバスで巡り、縄文文化や市内の遺跡について学ぶ) 縄文絵画コンクール(北海道新聞函館支社と共催し、「縄文」をテーマにした絵画を市内・近郊の小中学生から募集)などを行っています。

助成事業

  • 南かやべ(函館東海岸)の豊かな恵みを未来へつなぐ縄文エコツーリズム~プロモーション映像づくり

    H29年度 伊藤園「お茶で北海道を美しく」キャンペーンによる助成活動

  • 北黄金貝塚における縄文の森の案内板の作成

    H25年度 伊藤園「お茶で北海道を美しく」キャンペーンによる助成活動

お問い合わせ・関連サイト