上ノ国町
史跡上之国館跡の一つである上ノ国町の夷王山中腹に広がる山城「勝山館」跡。松前藩の祖とされる武田信廣が1470年頃に天の川左岸の中心部で標高100メートルの丘陵に築いた館跡で、16世紀にかけて機能し軍事・政治・北方貿易の拠点とされていた。発掘調査では数多くの住居や出土遺物のほか、アイヌが使用した骨角器や和人墓と隣接したアイヌ墓がみつかっている。また、史跡指定地内に建てられた「勝山館跡ガイダンス施設」では、出土品や復元された館の模型及び墓のレプリカを見学することができる。
上ノ国町総務課企画統計グループ
TEL 0139-55-2311