富内地区には、宮沢賢治の理想郷づくりに心酔し「村立高校設立」や「全国初のスクールバス運行」など、戦後穂別の村づくりに奔走した故横山正明村長が、賢治の故郷、岩手県花巻市の仏師に彫らせた観音像を祀った「賢治観音堂」や、賢治の童話をモチーフにした施設などがあります。
1986(昭和61)年、旧国鉄富内線廃線後、宮沢賢治の理想郷「イーハトーブ」を目指した地域づくりを始めようと地域住民が「銀河鉄道の里づくり委員会」を組織し、旧駅舎(銀河ステーション)周辺で、賢治設計の「涙ぐむ眼」(花壇)を制作するなど賢治の童話の世界をモチーフにした地域づくりと保存活動を続けています。駅舎と駅構内・レールは国の登録有形文化財です。