【世界が認めた自然環境の地で価値ある体験交流】
世界自然遺産知床の南に位置する当地は、人口6,000人の小さな町です。目の前24km洋上に北方領土の国後島を望み、左に秘境知床国立公園の山並み、右にラムサール登録湿地に登録された野鳥の宝庫、野付道立自然公園、内陸はミルクの里の雄大な牧草地群が広がる酪農郷が形成されるなど、自然・景観とも北海道らしさを誇る地であります。
これら豊かな自然環境のもと、国内屈指の漁獲を誇る秋鮭やホタテ貝を主力とする漁業とこれを加工原料としたイクラ、鮭加工、ホタテ製品などを製造出荷する水産加工業による水産業と、広大な牧草地で2万頭以上の乳牛により牛乳を出荷する酪農業の「生産の町」です。
【標津ならではの交流プログラム】
標津町では、こうした自然や産業を活かした、標津版「エコツーリズム交流」事業を展開しています。
来訪者からは、他にない体験プログラムが充実しているとの評価をいただき、遠くは京都・大阪・東京・滋賀・神奈川など全国各地から小学生から高校生など修学旅行を中心に多くの皆さんを受け入れ、産業や自然、食・文化によるオリジナルの交流体験活動が行われています。
プログラムは、国内初の食の安全・安心の食品供給システム「地域ハサップシステム」の導入が契機となり活発化が図られました。
このシステムは、国内で初めてとなる漁獲・市場・加工・流通まで地域で行う高度な衛生管理で取り扱う「ハサップ手法」を学習の場として活用・体感し地域の人々との交流により学ぶことで、高い学習効果が得られるものであります。
また、日本で初めて、実現した知床の大自然の中での忠類川サーモンフィッシングやイクラ作り・ホタテ貝の貝剥き体験など食体験。最近では広大な牧草地で営まれる酪農業の体験コース(ファームスティ)や生キャラメルづくり、冬の知床スノーシュートレッキングを加えるなど、充実したプログラムによる幅広い受入が可能となっております。
【受け入れ対応】
受入の対応は地域の各分野の名人が事前に安全対策などを学びインストラクターの認定を受けた方々が中心となり体験活動が行われます。
また地域柄、大規模な宿泊施設がないなど不利な点もありましたが、小さな宿ならではのもてなしを目指し、心のこもった地場産品活用メニューや体験交流食、アットホームな雰囲気づくりなど、生徒の皆さんや先生達にも「田舎の親戚の所に来たみたい!」と大変喜ばれております。
事前に問合せをいただければ、目的や日程・人員などを考慮した企画・スケジュールの提案を
させていただいており、提案から受入まで町エコ・ツーリズム交流推進協議会が責任をもって
対応しております。