広尾サンタランドは、1980年9月にノルウェー第2の都市ベルゲン市にある国立水族館と、本町の海洋水族科学館が姉妹提携をしたことが縁でノルウェーとの交流が始まったことをきっかけに誕生しました。子供たちの相互交流をはじめとした人的・文化的な交流を続けていたところ、ノルウェーの首都オスロ市がノルウェー・サンタランドとして世界中の子供たちからのサンタクロース宛ての手紙に対し、返事のクリスマスカードを送っていることに注目し、これを日本の子供たちにもぜひ伝えたいと当時のオスロ市長に相談し、1984年11月に広尾町をノルウェー国外初のサンタランドとして認定する旨の認定書が世界で初めて贈られました。認定を受けた翌年の1985年からはサンタメール事業を開始し、1988年からは郵便事業株式会社の後援を得て実施し続けてきており、まもなく200万通を達成します。ノルウェー・サンタランドの基本理念は“愛と平和、感謝と奉仕”の心を世界に届けることであり、「サンタランド」とはサンタの世界が持つ愛、夢、ロマン、憧れ、優しさがあり、いつまでも誇らしさや思い出が育つまち、という意味にとらえています。広尾サンタランドも本家ノルウェー・サンタランドのイメージを尊重しながら「広尾町らしい魅力、夢、ロマンあふれるまち」「幼児からお年寄りまで幅広い層が参加し、愛、やさしさ、誇りや思い出の育つまち」「多くの人々が訪ねてみたい、住んでみたいとあこがれるまち」を実現しようと、まちづくりへの取り組みを続けています。