「ベロタクシー(VELOTAXI)」をご存知だろうか。
Wikipediaによると「1997年にドイツで開発された高性能な自転車タクシーとその運営システム」であり、「Veloとは自転車を意味している」とのことだ。
札幌市民ならば、都心部を走る姿を目撃している人もいることと思う。ドライバーの後ろに2名まで搭乗することができ、都市交通にマッチした環境配慮型の新しい交通システムとして注目され、日本では2002年の京都を皮切りに、現在までに22都市で運行されている。
札幌では今年の4月から「NPO法人エコ・モビリティサッポロ」の運営によって5台体制でスタートしている。
たまたま北海道遺産構想推進協議会の事務局とエコ・モビリティサッポロの事務所が同じビルの同じフロアにあるというご縁もあり、現在実施している『北海道遺産スタンプラリー』と連動させ、札幌市内の北海道遺産を、「五綾星」を探しながらベロタクシーで巡ってみることとした。五綾星は「北辰(ほくしん)」とも呼ばれ、北極星を表わす言葉。開拓使が自信を持って作った建物にこのマークがシンボルとして付けられたと言われている。時計台や豊平館で赤い星を見たことがある人は多いだろう。何より、サッポロビールのマークといえば、すぐに思い浮かぶはずだ。
ちなみに、スタンプラリーの台帳となるチャレンジブックは各ベロタクシーに常設されているので、てぶらで乗ってもすぐにスタンプラリーに参加することができる。